Published On: 2021.01.21Categories: 古民家の暮らし, 道具

昔の道具で今でも使っている物が「火鉢」です。
「火鉢」と言っても
様々な形があります。

「山の薫りのおもてなし 楓花」で使っているのは、良く見る陶器の「丸火鉢」。

 

暖をとったり、お湯を沸かしたり。

 

中の五徳にも様々な形があります。
↓このままでは鉄瓶を載せるには大きすぎるので

 

こんな五徳を組み合わせます。

 

↓こうすれば、小さな物を置いても落ちません。

 

木製の「長火鉢」も愛用しています。

ひょうたん形の五徳

五徳にはガスコンロの五徳のように「爪」の部分を上にして使用する場合もあるので、

ひょうたんはどちらが上かなあ~

って考えましたが、輪っかが上の方が使いやすいので、
輪っかを上にして使っています。

大きめの鍋でも小さめの鉄瓶でもどちらでも置けるので重宝します。

銅製の「火鉢」
今では炭入れに使っています。

 

昨年初めに京都に行った時に出会った木製の火鉢。
ガラスをのせて、テーブルとして使っていました。
素敵!!

 

小さな卓上火鉢。

この五徳は爪が上です。

火箸や火おこし鍋、灰ならしなど
使い勝手がいいように考えられています。

電気もガスもない時代。
掘りごたつや囲炉裏、行火(あんか)を使ったり
(じんわり優しい温かさ~行火編~)

丹前を着たり・・・。

様々な工夫をして寒さを凌いでいたのでしょうね。

エアコンやストーブ、ファンヒーターがある現代。
ボタンひとつで温まるなんて、なんて贅沢なことでしょう。

 

古い道具はどれも年季入りですが、まだまだ現役です。