Published On: 2020.05.24Categories: 古民家の暮らし, 四季折々の草花木

5月初旬、濃淡のピンクのツツジが目に鮮やかでした。

ツツジが終わりかけると
涼し気に咲くアヤメ。植えっぱなしなので花が小さくなってきました。

毎年とても楽しみにしている芍薬(シャクヤク)
冬の間は姿かたちも無いのに、4月になると芽が出て5月の初めに蕾がつきます。

華やかな芍薬は、見るたびに心を浮き立たせてくれます。
大きくて豪華なその姿、ふんわり優しい香り❤

『立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花』
と言いますが、高貴でエレガントな姿が多くの人を魅了するのでしょうね。

ほんの5日くらいで儚く枯れていく芍薬。
しっかりと目に焼き付けます。

最後の少し濃い色の蕾にトンボがとまっていました。

朝は蕾だったけれど、夕方ハラリハラリと花びらがほどけていました。

満開の芍薬、心を奪われます!

客間から見る5月の庭は、明度や彩度の違う濃淡様々な「緑色」で溢れます。
1年で一番好きな景色です。

空の「青」
草木の「緑」
土の「茶」

時間を忘れるひと時です。

北側の客間から見る小さな庭の緑。

廊下に出て上を見上げると

そこにも裏山の圧倒的な緑があります。
生命力に溢れた景色です。
力をもらえます。

今年の5月は、ゆっくりと静かに時間が流れています。

当たり前だと思っていたことが当たり前でない事を痛感する「今」。

毎年繰り返される自然の営みのありがたさを身に染みて感じています。