今日は雨上りに、気持ちの良い青空が広がりました。
透明感のある冬の青空、大好きです。
青空と山の写真を撮ろうと、少し高い所に上がってシャッターをきると、瓦屋根も写りました。
「ん?鬼瓦に据え付けられている顔が、お多福さんではない!?」
いつも目にしている一階の屋根の鬼瓦のお顔を、お多福さんだと思いこんでいた私。。。
↓アップにしてみると・・・もしや男の人??
え~どういうこと??
↓最初の写真も慌ててアップで見ると
なんという事でしょう!
お多福さんとはまるで違う人!
調べてみると、大黒様でした。
びっくりするやらありがたいやら・・・。
こうなってくると、母屋の屋根も確認しなきゃあと、撮った写真がこちら↓
アップにすると、先ほどの大黒様よりも大きな口で笑っている大黒様でした。
大黒様と鶴と松。そして波と唐草模様。
反対側は
恵比寿様と亀と松。そして波と唐草模様。
恵比寿様は、頭巾が前に突き出しています。
遠くから見ると恵比寿様がお多福さんに見えてしまって
私は長らく(30年ほど・・・)お多福さんだと思い込んでいました。
妹のかめ代に聞くと
「えっ?お多福さんだと思ってた!!」
と私と同じ反応でした(笑)
こちらの屋根は、大黒様と亀と波
(亀や波の形もよく見ると少しずつ違っています。)
反対側は、
恵比寿様と鶴と波
鬼瓦は、屋根の一番高い所で、雨風や太陽の強い光に耐えて頑張ってくれてるんだなあ。
高くて人からはあまり見られない所で、厄除けや招福の役目を担ってくれてたんだなあ。
と改めて感じました。
(お多福さんがたくさんいる・・・と思っててごめんなさい💦)
昔の鬼瓦も少し残っています。
打ち出の小槌や
家紋の「九曜紋」
家の守り神 鬼瓦 ~古民家のプチリフォーム・庭編~
火事を防ぐ「水」「波」などの形の瓦。
今では庭にオブジェとして飾っています。
最後に見つけたこちらの大黒様。
可愛い笑顔です。
災いを鬼の顔で退散させる鬼瓦とは違って、
逆に災いを大黒様の笑顔で笑い飛ばし、福を呼び込むこの飾り瓦。
いつも大笑いして陽気な父が、なぜこの瓦を選んだのかわかる気がします。
福々しい大黒様の笑顔を見ていると、ご利益がありそうな気がしてきました。
今まで気づくこともなかった飾り瓦。
他にも多種多様な彫刻があり、多くの種類の瓦があるそうです。
青空に向かって、縁起のいい「福の神」の破顔が輝いています。