Published On: 2025.12.11Categories: 古民家の暮らし, 柴犬まり

 

2025年10月18日、午前4時14分。
愛犬のまりが静かに息を引き取りました。

 

その少し前、寝ている私のそばで、まりが「コホン」と小さく咳をしました。
体を起こして様子を見ると、ほんのわずか吐いていたので、片づけながら
「まり、大丈夫? まり、大好きよ。」と声をかけ、頭や背中をなで続けました。

そうしているうちに、
まりの呼吸がすっと止まりました。
苦しむ様子もなく、静かな旅立ちでした。

まりは18歳と4か月生ききることができました。

18年という長い歳月のほとんどを、
まりはほとんど吠えることなく穏やかに過ごしました。
「まりは全然吠えないから、番犬にはならないねえ~。」
とよく言われたものです。

そんな子が、最後の3か月だけは、
寝返りを打てなくて、あるいはおしっこに行きたくて、
一生懸命に吠えました。


最後は白内障でほとんど目は見えず、
耳も遠くなり、
自分では寝返りもできない日々だったからです。

その声は、苦しみというより、
「おかあさん、ちょっと助けて」
と甘えるような響きで、
今思えば、それもまた愛おしい記憶です。

18年と4か月──
長い年月のようで、過ぎてみればあっという間でした。

旅立った今、
きっと天国で大好きな人と再会して、飛びついて喜んでいるだろうと思います。
一緒に楽しく散歩してたらいいなあ。
まりちゃん、私もいつかその輪の中に加われる日が来るから、待っていてね。

我が家に来られる度に、
まりに声をかけたり、撫でたりして
可愛がってくださった皆様に心からお礼申し上げます。
ありがとうございました。

 

投稿者プロフィール

永井 晶子
永井 晶子生前整理・片づけ収納アドバイザー
~捨てずに生かすお片づけ~
物・心・情報を整理し、
かろやかで心豊かに暮らすための
片づけ方のご提案をしています。