Published On: 2021.01.11Categories: 古民家の暮らし, 道具

今日1月11日は鏡開きの日です。
少し寒さも緩んで、つくばいの氷も解けてきました。

先日ご紹介した、手水鉢の端に座っている「かえる」。
太陽のスポットライトを浴びて存在感アップした「かえる」ちゃん。

よく見ると背中に子供のかえるが乗っています。
このかえるの置物は、母が20年ほど前に旅行中にお土産で買ってきたものです。

母いわく
お土産物屋の人が
『これは親子のかえるで、親子で家に帰ってくる縁起物です。』
と教えてくれたそうです。

当時娘たちがみんな嫁に行ってしまっていた母は
(誰かが家族みんなで帰ってきますように)
との思いで買ったそうです。

そう話した後で私の顔を見て、フフッと笑って一言。
「あっこの家族が帰ってきてくれたから、おまじないが効いたなあ~。」

どうやら私はかえるのおまじないにかかってしまったようです(笑)

 

調べてみると、信楽焼で縁起物のかえるとして今でも売っていました。
ご利益があるかもです(笑)

 

家の中にも古い木彫りの「かえる」がいました。
こちらは、雲仙のお土産のようです。

『かえる』は
お金が「かえる」
幸運が「かえる」
無事に「かえる」
若「がえる」

などのご利益があるそう。

 

面白くなって、家の置物を見てみると「河童」がいました。

「河童」も商売繫盛、金運、火水難よけ

などのご利益があるそうです。

↓左は信楽焼、右は木彫りです。

 

世界各地で幸運を呼ぶシンボルとして大切にされてきた「ふくろう」
古代ギリシャ神話でも、智恵と学問を象徴する精霊として扱われてきたそうです。

「不苦労」
「福来」
「福老」

苦労がなくて、福が来るっていいですね。

その他にも
フクロウの首はよく回るので
「借金で首が回らない」という事がない。
ともいわれるそうです。

↓信楽焼の「ふくろう」

 

 

こちらは、
息子たちが小学生の時の夏休みの自由工作で作った
「亀」と「かえる」と「かたつむり」

「亀」と「かえる」は縁起がいいけど、「かたつむり」はどうかな?
と思って調べてみたら・・・

なんと!

かたつむりも『前にだけ進む』ことから
縁起が良いとされているらしいです。

ゆっくり前にすすむ様子が、忍耐強く前向きに生きることに繋がるからかな。

家じゅう縁起のいいものだらけです(笑)

今日は、「かえる」のおかげで母と大笑いできました。