冬の寂しい庭に彩を添えていた「椿」の花。

もうそろそろ終わりですが、最後に赤色・桃色・白色の3種の椿を母が生けてくれました。
↑赤い椿は小さい床の間に。
↓ピンク色の椿「侘助」は、お雛様の絵の隣に。。。
桃がまだ咲かないので、桃の代わりに「侘助」で可愛らしく。

↓「白玉椿」は一輪で。

今年の椿は大きく花開く前に、花びらが茶色く変色することが多くて、
綺麗な状態の椿を探すのが難しかったです。

氷点下の日が多くて、花びらが凍ってしまったのかもしれません。

椿に変わって、今元気に咲いているのが「馬酔木(アセビ)」です。
濃い緑の葉の上に、チョコンと小さな白い花が穂になって咲いています。

アセビには毒があって、馬が食べると酔ったようにふらふらとなることから、
「馬酔木」と名付けられたそうです。
可愛らしい小花に毒があるなんて知りませんでした。

水仙の花も咲き始めました。ずいぶん遅い開花です。
そういえば水仙にも毒があるのですよね。
楚々とした立ち姿からは、毒なんて想像できませんが・・・。

やっと咲き始めた庭の紅梅と白梅の二枝は、床の間に活けます。

例年より長く感じた寒い季節も終わろうとしています。
おうち時間を楽しもうと、家のリメイクに力を注いだ冬の時間。

ほとんど人と喋らない日もあって、独り言が増えたように感じる今日この頃です。

屏風に描かれてた梅の花と水仙。
左下のあでやかな花は、牡丹でしょうか?
それとも芍薬かな。

同時に花開くことのない梅と芍薬ですが、屏風の中では一緒に咲き誇っています。

一斉に花開く春がすぐそこまで来ています。
いつもより待ち遠しい春です。