Published On: 2019.07.17Categories: 古民家の暮らし, 古民家再生, 道具

約114年前に家を建てた時に、屋根に乗って災厄を払ってくれていたであろう鬼瓦。

これらの鬼瓦、2年前にひょんなことから縁側の下から救出しました。

2年前、離れの玄関横はちょっと油断すると草ぼうぼうになっていました。
草を抜かなければならない所は他にもたくさんあるので、
「せめてここだけでも草抜きをしなくていいスペースにしたい!」と一念発起。
まずあちこちから大きめの石を集めました。

草を抜いて、花の株は他へ移して、土をせっせと運びます。

1番の目的は草が生えないようにすることなので、防草シートをはりました。

石で囲んだ中だけ苗を植えようと思ったのですが・・・

以前見つけた、瓦と砂利で作った道を思い出し、挑戦することに・・・
↓こんなふうにしたくて、家の縁側の下や、あちこちの隙間に押し込んであった数百の瓦を蜘蛛の巣だらけになりながら数週間かけて集めました。
この作業がつらかった!!

せっかく瓦を集めたけれど、結局瓦を敷き詰めるのはやめて・・・💦
瓦の中に混じっていた「鬼瓦」をオブジェ風に置くことにました。

実はこの写真今朝撮ったものです。2年前完成した時、写真を撮ってなくて・・・
でもその時とほとんど変わりません。防草シートの威力は凄いです。
おかげでこの2年間草抜きせずにすみました。

ただ草は生えなかったのですが、予想しなかった事態が・・・
この写真ではよくみえませんが、松葉が落ちて石の上に・・・
時々松葉拾いは必要です(苦笑)

2年前、こちらも草を抜いて

防草シートを張って

砂利を敷き詰めました。

2年たって今朝、少し草が生えています。

そして落ち葉が・・・
こちらも落ち葉拾いが必要です

砂利の近くの蔦を抜いたら石も一緒についてきました。
可愛くて思わず写真を撮りました。

100年以上前から屋根の上で家を守っていてくれた鬼瓦。
「家内安全」「無病息災」を祈ってくれていたはずです。

今はお役御免ですが、
100年の時を超えて今は地上で静かに家を見守ってくれています。