Published On: 2019.09.10Categories: 古民家の暮らし, 古民家再生, 部屋のしつらえ

今日は昔の「ガラスの建具」のリメイクについてご紹介します。

もともと、納戸として使っていた部屋のガラスの建具。
ガラスが2種類あってちぐはぐです。
↓before

そこで妹のかめ代とあっちこっち探して、山裾の物置から建具を見つけました。
草ぼうぼうの崩れそうな小屋にあったのでボロボロでしたが、綺麗に洗って乾かしました。
100年は経っていると思われるのに、どこも朽ちていなくてまだまだ使えそうです。
昔の職人さんの丁寧な仕事に感動します。

ただ残念なことに一枚ガラスが割れていました。(涙)
でも一枚だけ違うガラスになるのは残念です・・・地元のガラス屋さんに相談してみました。
「手間はかかるけど、できないことはないよ。自分でやってみては?」
と願ったり叶ったりの提案が!!
「やってみます!!」と即答。しっかりやり方を教えてもらいました。

まず透明なガラスの全面に白いテープを貼ります。そして転写紙を使って絵を写します。

彫刻刀で丁寧に彫っていきます。

全部彫れました

ガラス屋さんが加工してくれました。

テープをそお~っとめくります。

柄が見えてきました。なんだかわくわくします!

完成です!!

折角なので記念にイニシャルのAを入れました。
が・・・・中の△が潰れてAに見えない~💦
楓花にお越しのお客様、よかったら潰れたAを探してみてください(笑)

後はかめ代と一緒に障子紙を張って

割れたガラスがあった場所に

完成したガラスをはめて

桟で押さえます。

上の部分の障子紙、貼り忘れているのではありません(笑)

開放感が欲しかったので、あえて貼りませんでした。

↓before

建具を変えると印象がずいぶん違います。
建具だけでなく、その他もいろいろプチリフォームしました。そのお話もまたご紹介いたします。
↓after

「できることはなるべく自分で!!」をモットーにして、コツコツと8年がかりでリフォームを続けています。
プロにしっかり教わって自分でしますが、できない所は無理せずプロにお任せします。
やっぱりプロの仕事は違います!!

でもへたでも自分でリメイクすると、「物」に対する愛着がわきます。
ひとつひとつの物を大切にしたいという気持ちになります。
朽ちていく運命だった建具を見つけて再生できた喜びをかみしめます。

次は何を再生しようかな・・・。