今朝は薄っすらと雪化粧した梅の木の下を、柴犬「まり」とお散歩です。
白黒写真のようなモノクロの世界に、まりの茶色の毛が映えます。
いつ見ても心惹かれる梅の幹。
いつからか、梅の大木があるこの場所が癒しの空間になっています。
特に葉が落ちて幹だけになったこの時期の梅の木が好きです。
父が認知症になっても歩きにくくなっても、毎日山に登っていた理由がわかるような気がしています。
生前整理では、人生を振り返ってやり残したことを明らかにし、それを「やることリスト」にする作業をします。
そこで先日父に「今一番したいことは何?」
と聞いてみました。
お酒が大好きな父ですから、てっきり「おいしい日本酒が飲みたい」と答えると思いました。
1分以上じっと考えて、(途中寝てる?っていうくらい微動だにせず💦)
ゆっくりと出した答えは
「山の整理がしたい。」
それを聞いてなぜだか、涙がにじみました。
今一番したいことは、
おいしいお酒を飲むことでも、遊ぶことでもなく、山で働くことだなんて。。。
認知症になっても、必死で山を一人で整理していた頃のことは覚えていて、
荒れていく山をなんとかしたいと願っている父。
でも今の父には叶わないことです。
山に上がれて目がよく見えるうちに、きれいに整理された山を見せてあげたかったな。
う~ん、まだ間に合う?
なぜか私の心が奮い立ちました。
朝日に照らされて、少しずつ雪が解けていきます。
よく見ると固い小さな梅のつぼみがあちこちに。
蜘蛛の巣にも雪がかぶっています。
松葉の上にも
南天の葉の上にも雪がかぶって、いつもと違う景色です。
雪が解けて
水盤の氷もゆるんで・・・。
昼前にはすっかり溶けてなくなりました。
寒い寒い冬。
まん延防止措置の適用が始まった広島。
またまたお籠りの毎日ですが、両親と一緒に寒さもお籠りも楽しみたいです。
今日は両親とお仏壇の前に座って、ゆっくりと時間を過ごしました。
投稿者プロフィール
最新の投稿
- 古民家の暮らし2024.03.13春の陽気に誘われて~小鳥たちのにぎやかなさえずり~
- 古民家の暮らし2024.02.24古民家再生~物置のリメイク~木と土と花を感じる空間に
- お知らせ2024.01.16「春永日誌」の再開と、講座のお休みのご連絡
- 古民家の暮らし2023.09.26古民家再生~庭のカイヅカの木でテーブル作り~