若葉が萌えて、初夏の風が爽やかな5月。
大好きな季節です。
5月2日の八十八夜に、茶摘みをしました。
夏も近づく八十八夜~♬
と調子よく口ずさみながら(笑)
若葉を100グラム摘みました。
さっと蒸して
ボールに移して揉みます。
そして、ごく弱火にしたホットプレートに広げます。
この作業を何度も繰り返して
一番茶の完成!!
30グラムになりました。
二番茶を摘んだら、今度は紅茶にしようかな
って楽しみが増えました。
せっかく手間をかけて作ったので
昔の煎茶の道具を使って味わおうということになりました。
今は亡き曽祖父が使っていた道具です。
母がお茶を淹れてくれました。
この蓋は右に置くんだったっけ、左だったっけ?
と迷いながら、
最終的には、
「まあどこでもいいか!!」
となりました(笑)
お茶の色があまり出なくて、
色々実験。
↓一番左がそのままの茶葉を使ったもの。
右が茶葉を切っていれたもの。
茶葉を切った方がきれいな色が出ました。
お茶を飲みながら、自然と曽祖父の話になりました。
曽祖父はよく私に煎茶を淹れてくれました。
小さい私はちょこんと正座をして、ゆったりとした曾祖父のお点前を見るのが好きでした。
小さな煎茶椀にはいったお茶は、小さな私にとっても少なくて
何度もおかわりをしたのを覚えています。
曽祖父はにこにこしながら、いれてくれました。
今から思うと、優しいゆったりした時間だったなあ。
きっとさぞかし美味しいお茶だったろうに、もう一度飲みたいなあ。
どんな香りだったかなあ~
と、懐かしさで胸がいっぱいになりました。
その時母が
そう言えば、お父さん(私の父)は、煎茶椀が小さいから
「これ(湯冷ましの器)にいれてくれ。」
ってよく言ってたわあ~。
って教えてくれて大笑い。
趣味人で粋な曽祖父と、無粋で武骨な父。
お茶の飲み方にも人柄って出るんですね(笑)
今年の新茶は、色は薄い黄色でしたが、
香りはとても爽やかでフレッシュな味わいでした。
新茶を飲むと一年間無病息災で過ごせると伝えられています。
今年も元気に過ごせそうです。
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