Published On: 2024.02.24Categories: 古民家の暮らし, 古民家再生, 道具

梅がほころび、日に日に春を感じる頃となりました。

台所の横の小上がりに母と一緒に庭の梅の花を活けてみました。
母は喜んで、
「この横にお雛様も飾ろうかねえ。」
と言います。
「あれ?お雛様は桃の花でしょう。」
と私。
「ああそうじゃったなあ。笑」
と母。
「まあいいか~笑」
と私。

のんびりとした春の一日です。

 

今日は小上がりの一角の一畳ほどの場所のリフォームのご紹介です。

この場所は元々物置にしていて、奥は壁だったのですが、
両親が壁を抜いて、窓にリフォームしていました。
おかげで部屋があかるくなっています。

 

まず初めに壁を塗ったり、壁紙を貼ったり。
そして左右には横板を置くための板を張ってもらいました。

でも私の計算ミスで張り替えることになり、貼ったばかりの壁紙が破れてしまいました。
それも思い出ということで、そのままに💦

ここからは塗り塗りが大好きな私の出番。
柱や窓枠を黒く塗ります。
(↑写真は塗った後の写真です)

 

 

手前には襖があったので、鴨居には溝が残っています。
ここも塗り塗り。

 

 

母はサッシの窓に、カーテンをしてあったのですが、
相談して障子に変えました。

 

 

そして20年ほど前に父が庭の木を切って製材していた板を棚板にします。

(↓出窓に棚板を設置した時のリフォームの様子)

 

棚板は置いてあるだけなので、1枚でも2枚でも自由に動かせます。

今回は2枚棚板を設置しました。

(↓棚板をミニテーブルにしたリメイク)

 

 

父が作った花瓶や壺や皿を飾って完成です。

写真ではわかりにくいですが

左の壺には白梅
右上の花瓶には紅梅を活けました。

 

 

庭の木で作った棚板と
裏山の土で作った焼き物。
そして庭で花開いた梅の花。

 

この地で生きた「木と土と花」の命

そして父の存在を確かに感じる空間となりました。

 

この壺たちを手で撫でるたびに
私の手を包み込んでくれる、
父の大きくて分厚くて温かい手の感触を思い出します。

心がほんわりと温かくなる幸せな時間です。

 

大切な人を大切にする
そんな時間を大切にしたいと思う
今日この頃です。

 

今日は満月スノームーン。
心満たされる一日になりますように。

 

いずれ春永に。。。

投稿者プロフィール

永井 晶子
永井 晶子生前整理・片づけ収納アドバイザー
~捨てずに生かすお片づけ~
物・心・情報を整理し、
かろやかで心豊かに暮らすための
片づけ方のご提案をしています。