「笑って泣いて介護日記」というカテゴリーで
たま~に(笑)ご紹介している父の介護の記録です。
(↑父の介護日記の時は、父の作った陶器の写真を載せています。)
↓過去のブログ ベッドの移動で好転した話
今回は実際に使用して、びっくりするくらい生活の質が向上した介護用品をご紹介します。
↓両親のベッドの間に置いてある木製の椅子。
高さ調節ができてひじ掛けも付いているので座りやすいです。
実はこれ、ただの椅子ではないのです。
ポータブルトイレです。
それも驚くほど優れものです!!
父の場合、目が見えにくく足腰も弱っていて、ベッドからトイレに行くのに10分くらいかかります。
特に冬の夜は寒いし暗いし危険です。
失敗することもしばしば。。。
そこで夜用に購入したのが、このポータブルトイレ。
座面を上げるとトイレになります。
このトイレの凄いところは、汚物の処理方法!!
今までの私のポータブルトイレのイメージは
汚物がにおうし、洗うのが大変だし・・・。
というものでしたが、
このポータブルトイレは、
なんと!!
汚物をビニールに入れて口を閉じて
ぽんと下に落としてくれるのです。
それもほとんど臭いなし。
その名もラップポン!!
母と2人で初めて見た時は、お口あんぐり
びっくりぽん!!でした(笑)
あとは燃えるゴミの日に出すだけ。
スイッチひとつで自動で汚物処理までやってくれるなんて
介護者にとっては夢のようです。
もしかして介護者の皆さんはよく知っていることかもしれませんが、
1人でも役に立つ方がいらっしゃったらいいなあ
という思いでご紹介しました。
(↓こんな風に口を閉じた状態で出てきます。中にはあらかじめ凝固剤を入れます。)
お値段はそれなりにしますが、
介護保険で給付の対象になる特定福祉用具なので、
色々条件はありますが、1割から3割負担で購入できます。
水を使わないので、断水の時でも利用可能です。
(電気は使うので、停電の時は利用できません。)
調べてみると、水洗式のポータブルトイレもあるようです。
もし、トイレが遠くて困っている方がいらっしゃったら、ケアマネジャーに相談してみてくださいね。
ただ高齢者にとって、
トイレに自分で行くことが運動にもなったりリハビリにもなったりするし、
人によっては部屋でするのは嫌な方もおられると思うので、
よく話し合う必要がありますね。
父の場合は認知症が進んでいて、
トイレなのか部屋なのか判別できないので、問題なく使えました。
私はケアマネジャーと相談して、介護用品の業者さんから購入しましたが、
アマゾンでも売っていました。
口コミで、「キャンピングカーに設置したい」
と書いてあって、これまたびっくりぽん!!
いろいろな使い方があるのですね。
ポータブルトイレを窓際に置いたので、
窓の下半分に、妹と一緒にマジックミラーフィルムをはりました。
中から外は見えるけれど、外からは見えにくいフィルムです。
もし昼間に慌ててポータブルトイレを使用することになった時、
お尻が外から見えないので安心です(笑)
お昼寝してても外からは見えないし、
半分から上は貼ってないので、
木々の緑や空の様子を、ベッドで寝ながら見ることもできます。
このフィルムには断熱効果もあるみたいです。
(半分しか貼ってないので効果のほどはわかりませんが・・・。)
どうせするのなら、少しでも楽に笑ってできる介護をしたい
と思います。
そのための環境を整えることも、私の仕事。
必要なものを見極めて購入し、今の生活に不必要な物を処分して安心安全に暮らせる空間を作ること。
まさに両親の生前整理でもあります。
日々、「へえ~。ほぉ~。」と技術の進歩に感心しながら、よりよい暮らし方を模索しています。
実は、母が膝の手術で7月末から1か月ほど入院する予定でした。
なので8月末まで「楓花」のランチ営業も「ももとせ」の講座も休業しています。
介護施設の方にも協力していただきながら、
両親の介護を一手に引き受けるつもりでしたが、
遠方に住んでいる妹たち2人が、介護の応援に駆けつけてくれることに!!
心強いやら、ありがたいやら(涙)
妹たちも仕事や用事があるのに、予定を空けてくれました。
3人集まって介護できると思うと、逆にその日が待ち遠しくなったりして♡♡♡
結局コロナ感染拡大で手術を延期したので、いつ手術になるか今のところ未定です。
「楓花」も「ももとせ」も、コロナが収まって手術入院が終わってからの営業再開となります。
お申し込みをいただいた皆様、大変申し訳ございませんが、もうしばらくお待ちください。
明日は盆の入り。
盆提灯に火を灯して心静かにお迎えしたいと思います。
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