Published On: 2021.07.26Categories: 古民家再生, 生前整理

猛暑の7月。
築115年の古民家レストラン「楓花」の縁側の下。

 

スッキリと何も置いていない縁の下です。
今では風通しが良い縁の下ですが、
5年前までは、大量の瓦が押し込んでありました。

 

5年前風通しを良くしたくて、1人で数週間かけて蜘蛛の巣だらけになりながらすべての瓦を運び出しました。
(小さな虫や足がたくさんある虫にも何度も遭遇💧)

やっと全部運び出して、
「すっきり~!!」
達成感を感じた次の日。

父がたくさんの板や壊れた水道管や古いカーテンレールなどを縁の下につっこんでいました。

「えーーー?」
「どうして?」
「何もない方が気持ちいいのに・・・」
思わず言いそうになりました。

けれどよく考えると戦争を経験した父にとって、
「何もない」という状況は「米櫃の底に一粒も米がない」というような焦りにも似た気持ちになるのかもしれません。
空虚感に襲われるのかも・・・。

「物や食料がたくさんあれば安心」という時代を必死に生きてきた世代です。

そこで、私から見るとゴミにしか見えない様々な物をそのまま置いておくことにしました。
見る度に、片づけたい気持ちを抑えるのが大変ですが(笑)

 

運び出した瓦をどうしたかと言うと・・・
鬼瓦は庭のオブジェにしました。

他の瓦は・・・

 

何もなかった庭の一角

 

ここに瓦を運びました。

 

瓦で仕切りを作りました。

 

瓦にも新しいのや古いもの。
色や形も数種類ありました。

 

 

 

瓦で仕切りをして、小道も作りました。
小道の部分はホームセンターで買ってきた「固まる土」を使って固めています。

土を運んだり敷き詰めたりは重労働。
妹かめ代や息子が手伝ってくれました♡

5年たって、少し剥がれてきましたが、まだもう少し大丈夫そうです。

 

古い瓦。
所々朽ちてきました。

 

今年の3月、父は目が見えにくくなり一人で歩くことも難しくなりました。
要介護4の認定です。

もう縁側の下に何もなくても、父が見ることはないので空虚感を感じることもありません。
そこで先日縁の下に押し込んであった物を片づけました。
縁の下を爽やかな風が吹き抜けました。

 

親の家の片づけは、相手の気持ちを考えながら進めないとうまくいきません。

「親が元気なうちに生前整理をして、今後の人生を安全な家で安心して暮らしてほしい。」
と優しい気持ちで初めても、方法を間違えると揉め事のもとになります。

私も実は、生前整理を学ぶ前は、
「これもう何年も使ってないでしょ。」
などなど自分の気持ちを押し付けては喧嘩になっていました。

生前整理を学んで、まず自分の生前整理をしました。
すると自然と両親への接し方が変わってきました。

 

 

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